ファッシ姉さん


私はこれ程までに魅力的に描かれた女性を
かつて目にした事があっただろうか
「魅力的」という言葉すら
彼女を形容するのに陳腐で薄っぺらに思える


刹那的即物的物質的なモノに
一喜一憂し囚われ振り回される事を恥ずべきだと、
本当に人をひきつける魅力とは決して表面的なモノでなく
こんな生き方なのだと知る


ここ数年で読んだ中でもダントツに光るモノを感じる
人生観を揺さぶられ、停滞思考に風穴が開き、重たい荷物がフワっと軽くなる
そんな作品です