それはピアニシモのようだった 優しい音色が歩むように寄り添う


「あいせる
やつを
愛すそれがオレだ」


つまり
愛せないやつは愛さないって事ですかね
愛せない人を愛せないのは
割と誰でもそうなんじゃなかろうか
相手の
好きなところに惹かれるのが恋で
好きになれないところも受け入れられるのが愛、
みたいな話を聞いたことがあるなあ


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脂肪を減らすお茶を飲みながら自転車をこいで
やってきたのは味噌ラーメンのお店!
春日部市某所
ライスが無料でおかわり自由なのである



味噌ラーメン¥780
太めちぢれ麺と濃厚味噌スープ
相性は申し分ない


卓上に生ニンニクが置いてあり
これも食べ放題である
一緒に設置してあるニンニク搾り器(?)
(こういうの)

でニンニクを搾るぜー
これはかなり力がいるぞ…
ここ数年で一番握力を使ったと思う
ニンニク2欠片でスタミナをチャージだ!


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・退店時にちょっとしたアクシデント
自転車の後輪がベコベコになっているのである
パンクかなあ…出先でパンクは割と困るぞ
なにこれ
「あいせるやつを愛すそれがオレだ」の呪い?
近くに自転車の修理ができるお店がないか
脳内地図を広げながら自転車を押して歩き出す
確かあそこの交差点に
最近オープンした自転車屋があったはず…
歩くとかなり遠いけども


途方に暮れながら歩く道は
途方・徒歩・トホホロード
略してトトトロードである


でもね、丁度
チャリを押して長い距離歩くだけのスタミナは
ニンニク入り味噌ラーメンでチャージしたばかりだからね
通常サイズ味噌ラーメンにライスが加わっただけで
かなり腹いっぱいでちょっと苦しい位だからね


普段徒歩では決して通る機会の無い道を
「歩くような速度」で通ると ほら、
チャリで通る時には
じっくりは見られない景色を見る事ができるよ


歩きながら色々な事を考えたけど
自転車の普及具合に対して
自転車屋の数が少なすぎるんではないか?!
スーパーと同じくらいの数が
町中にあっていいんじゃないか
…後でよく考えたら普段
「自転車を使う頻度」と
自転車屋に行く頻度」を比べたら
圧倒的に後者が少ないんだよね、なっとく


大きい通りに出て歩いていると
行くつもりだった自転車屋とは
別の自転車屋を見つけて
私は大変救われた心地がした
ここも割と最近新しく出来たお店だと思う


店員いわくタイヤが磨り減っていて
これはもうタイヤ交換しないとだめだと
タイヤ表面に赤い部分が出てしまっていると
これは交換のサイン、お取替えの時期だということだね
磨り減ったらつかいものにならなくなるなんて、
にんげんのこころみたいだね


交換料金は4500円、
パンクしにくいタイヤにするなら5000円だよと
…自宅から近い自転車屋なら
もうちょい安い料金な気もするけど
背に腹はかえられない
10000円ちょいあればもう普通に
新しくチャリを買える気もするけど…


他の客のチャリ修理もあるので
交換が終わるまで50分程かかるよと
それまで一度お店を離れてもいいよとのこと
まあ離れますが…
離れるならその間の
代わりのチャリを用意できますよ、と言われ
はあ、今そんなサービスもあるのね
「無料で…?」と聞いてしまったけど無料だった
お店のチャリを借りて
さあドコで時間をつぶそうかという事になるが
「今借りてるお店のチャリを壊したり
盗難にあったりしたらどうしよう」
という懸念が浮かぶよね
そうなると更なる出費だからね


しかし
いつもと違うチャリに乗るのもまた楽しい
修理代の高さは
レンタサイクルの料金がプラスされていると
思うことにする


近くのショッピングモールをうろうろして
50分はあっと言う間、お店に戻り
引き渡された自分のチャリに乗ってみて思ったけど
「サドル低ッ?!」
お店に借りたチャリのサドルが高めになってたから
初めて気付くサドルの低さ
もしかしてサドル高めにした方が
高いギアでもそんな漕ぐ力入れなくて済む…??


サドルをちょっと高くしたおかげで
いつも自転車で見る景色が
ちょっと高く見えるようになった
世界の見え方がちょっと変わるキッカケなんて
ドコに転がってるかわからないものだね…