憂鬱だって諸行無常仕方ない かたちあるもの壊れ行く定めなのさ

・それはうごメモはてなの時代、
運営がシアターのマイルームのプロフ欄への
メアド等の個人情報の掲載を許していた頃
(が、あったと思ったんだけど記憶違いかな…)
掲載されているメアド(パソコンで見る用のアドレス)へ
ケータイよりメールをよこしてきたユーザーがいて
「メモいつも見てます
3DSのフレンドコードを交換して下さい」といった
内容のメールだったので
自分もプロフ欄にフレコを載せている手前
特に断る理由もないと判断した僕は迂闊にも
フレコを交換・登録してしまうのだが
メールのやりとりはそれだけで終わらず
しばらくはうごメモの事についての内容で(確か)
メールが届き、
あんまり邪険に扱うのも悪い気がして
僕は当たり障りのない返信をしていたのだが
ある日「ヨウヘイさんから何か僕に質問して下さい
返事はいつでもいいので」
等とのたまうメールが届き僕は閉口する


「〇〇〇〇って名前でメモ描いてます」
という話も上がっていたので
その名前でユーザーを検索し
どんなメモを描いているかを一応探してみたが
同じ名前のユーザーが数名いて
どれだか特定できない始末で
(パッと見る限りどのユーザーも
興味をひくメモは描いていなかったが…)
ここでそのユーザーが
僕の興味をひくメモを描いていたなら
そこから始まる何かしらのコミュニケーションは
あったかも分からないが、
(※特に「僕のメモにコメントをよくくれていて
名前を覚えている」というユーザーだったわけでもない)


僕が返信をせずにいると数日のうちに
「何か質問をして下さい」という催促メールが来る
僕は大変辟易した
メモが興味をひかなかった以上、
メール文字だけのやりとりで
相手に興味を持てというのが無理な話である


一方(かつてフレンド間で機能していた)
「いつのまに交換日記」においても
そのユーザーから
毒にも薬にもならない
箸にも棒にもかからない日記が送られてくるのに加え
ある日「友確」「コメントをくれない人は
フレンド解除しちゃうよーん」等と書かれた日記が
来る始末で


あまりにアレだったので僕は
メールは着信拒否、こちらからフレンドは解除した
これにより僕は
心の平穏を手にすることができたのである


誰それと仲良くなりたい、お近づきになりたい
といった時には
こちらから何らかのアクションをして
それに対する相手の反応を見て
(相手からも話しかけてくるようになる、
フランクな言葉で話すようになる、
身構えた感じがなくなる、
表情が柔らかくなる、
あだ名で呼ぶようになる等…)
その如何で少しずつ距離を縮めていくのが
常套手段であると思うのだが
顔も表情も見えぬ声も聞こえぬ
デジタルなコミュニケーションだと
その反応を確かめる手段が限られており
憶測や勘繰りや思い込みで
距離が縮まっていると判断しているのか
段階を踏むという事がわからないのかは知らないが
手ごたえも距離感もつかめず温度差もわからないまま
立ち入ったコミュニケーションを図ろうとするなど
ということがそもそも
どうかしているのである