白か黒かと学ばされ 大切なことは常に割り切れないばかり

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・終電がなくなるほど残業したし、
ゲレンデが溶けるほど恋した日


遅番シフトの日、
仕事が長引くに長引いて残業…
(仕事がナガビーてガビーンみたいな)
ちょっとの残業なら慣れっこなんだけど
こんな時間まで残ってるのは
何年も勤めてきて初めてかな…
とは言っても定時が22時で
自宅最寄駅まできちんと乗り継いで帰れる終電は
23時10何分だかその辺だったと思うので
遅番シフトの定時から1時間ちょっと残業すると
簡単に終電はなくなってしまうのである
終電キエール・イージリーテージ
・会社に泊まる(明日も仕事だ)
秋葉原にカプセルホテルがあったと思うんだ
・春日部までなら行けるかな…そこからタクシーで
色々選択肢が浮かびつつ
23時04分くらいに仕事が片付いて
23時07分くらいに会社を後にする
もうこの時点で終電はあきらめてて
買っておいたメロンパンを食べながら
歩いて駅まで向かったんだけど
既に行ってしまった23時19分発に
もしかしたら走ればギリ間に合ってて
後で調べたらそれで終電乗れてたっぽいなあ
走れば間に合うかもしれないという
僅かな可能性に縋るよりも
メロンパンは時間が経つと
食感が損なわれておいしくないんだ!
明日まわしになどできるものか、と
何だかメロンパンが優先されてしまった感もあるが
私は残業後のメロンパンのおいしさを忘れない
ちゃんと最寄まで帰れる終電はなくなっても
まあとりあえず春日部までは行けるんだよね
そこから帰る電車がないだけで
タクシーは並ぶのかなあという懸念は杞憂だったが
自宅までのルートでタクシーに乗る機会が無く
(電車の運転見合わせで他の客と
タクシーで帰った機会はあったが)
ぼくは一体自宅までの料金がどんなモンかがわからず
深夜だと割り増しになるよね確か…
4000…5000円とか?
料金メーターを気にしながら乗るタクシーの
非日常感アンユージュアルセンセーション
「ここまで来れればあとは歩いて帰れるな」
ってトコで降ろしてもらって、
かかった料金は2260円
残業1時間ぐらいしててそれでいくらか相殺はされるが
タクシーの料金のために残業したんじゃないんだからね!
別にタクシー使うこと前提の残業じゃないし!
残業代がきちんと支払われて
終電をなくす程の残業が滅多な頻度で発生しない会社は
多分ブラックじゃないと思うんだ
2!2!6!0!と
かかった料金を口ずさみながら歩く
ネシズマ〜ル24時の街はサイレンス
タクシー代て会社に請求したら貰えるのかな…