迷い猫ロス・ゲットオーバー!


・数日前のこと、何やら家に見知らぬ猫がいると思ったら
近所をほっつき歩いていた迷い猫を保護したのだという
まだ子猫… ある程度成長した子猫(数か月くらい?)
ではあるようだが


初対面の僕にも憶する様子ナシに
細い声でニャーン(エサくれ)とすり寄ってくる
人慣れしているというか甘え上手、
これは媚びのプロフェッショナルですわ…


↑の写真は保護2日目くらいのモノでもうこの寛ぎ様
借りてきた猫どころのモノじゃない
人の家でエンリョなく寛げる人っていますけど…


我が家には既に先住猫が2匹おり
「コレなし崩し的にウチで飼うことになるんじゃないだろうな」
というのもあり正直なところ
最初のうち歓迎はしていなかった
もう今いる2匹でいいじゃん と…


先住猫1との折り合いが悪く
顔を合わせばケンカばかり、早朝6時とかにもソレは開催され
安眠が妨げられる…平穏の失われし生活…
そのたびに私は「うん、コイツ追い出そう」と思っていた


相性が命の多頭飼い、顔が命の善徳、
先住猫1と2の相性が奇跡的に良くて
平穏が保たれていたというのに
(2がまだすごく小さい頃から1と一緒だったから、というのもあるのか)


三毛猫だからメスなわけで
飼うにあたって避妊手術をしよう→費用半分くらい出して
みたいな流れになるのもイヤだなあと思っていたし
子猫の面影が残る顔立ちと遊びたい盛りの元気一杯な姿を見ていると
相対的にどうしても先住猫1と2が
「フレッシュさが損なわれた魅力に乏しい老猫」に見えてしまうという弊害もあったり
ある日帰宅すると自室の大きいテレビが倒れていたり(壊れてなかったけど)
コレアイツが(周辺で遊ぶ・上に乗ろうとする等して)やったんだろ…


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そんな事を考える日々を送りつつ、ある日のこと
私は駅前で「猫探してます」の貼り紙を目にする
ああ、これは今ウチで保護しているアイツじゃないか?
貼り紙を写メって既に撮ってある写真↑と見比べる…
ひょっとしたら違う猫じゃないかな?と思いたい自分がいることに気づく
…体の模様とかも同じだな これはビンゴですわ


妙に人に慣れてるし媚びるのがうまい、毛並みもキレイなので
まあ野良ではないよな と
飼い主さんがいらっしゃるわけだ


今日は仕事だから
貼り紙に書いてあった電話番号に明日電話しよう
じゃあコレでアイツともお別れだな…
べ 別に全然寂しくねーし むしろいなくなってセイセイするし?


死んだわけでもないが、まだお別れではないのだが
お別れが決定した事により私は
ペットロスに準ずる(等しい?)喪失感、心の空白を味わう事になる


イカンな…こんな事では仕事のパフォーマンスが低下する
そんな時に今日は仕事がとても忙しく、
猫の事を考える余裕もなくなってゆく(考えずに済んでいる)
ある意味忙しさに助けられている?
これを繁忙セラピーと呼びたい


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明日電話しよう、お別れは明日以降に…と考えていた折
帰宅後すでにアイツの姿はなく
「このお宅で迷い猫を預かってるみたいですよ」的な情報を
飼い主さんに教えてくれた人がいるようで、
アイツは無事に飼い主さんの元へ戻っていったそうな
飼い主さんも数日前からとても心配されていて
あちこち探し回っていたようなので、ヨカッタヨカッタ



ラブストーリーもお別れも突然に、なのである