バードストライキ

 

ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)

ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)

 

 チベットにて行われる葬儀のひとつ「鳥葬」

死体をハゲワシ等の鳥類に処理させるというものだが

近年チベットにスーパーマーケットが進出、

ジャンクフードも食卓に並ぶようになった結果

ジャンクフードを食した人間の死体を

自然にはないケミカルな臭いを訝ってなのか、鳥類が食さないのだという

それは土に埋めても分解されず自然に還らないプラスチックの如く…

ケミカルでアーティフィシャルでインスタントな食生活の弊害の一面を垣間見た感

「この食生活のままだと、死体が鳥葬にできないんじゃなかろうか」

 という気づき方で食生活を考え直す、そんな機会があっても良いかなって